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冷泉家の祖先は、藤原定家の孫、冷泉為相(ためすけ)(1263〜1328)です。 その家系により、「和歌の家」として800年の長い歴史を歩んできたそうです。 この冷泉家には、その和歌の伝統を伝える多くの資料が現存されており、 昭和56年(1981年)に、財団法人冷泉家時雨文庫を設立されました。 明治時代に、ほとんどの公家が天皇に同行して東京に移り住みましたが、 この冷泉家だけは留守番役として京都に残り、 天明8年(1788年)に起きた天明の大火で焼かれてすぐ再建されてから、 1995年の解体修復工事、2001年工事終了を経て、 近世公家住宅として、唯一現存するものとなっています。 もちろん、建物全体が重要文化財に指定されています。 |
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当選ハガキを玄関で渡して門をくぐって、右側を望んだところです。
順路は左(写真からは後ろ(笑))へ。
この表門を入ったところの『前庭』は、白い石が敷き詰められていて、
いかにも貴族の家といった感じ。

ここはおトイレで〜す!(笑)
今の現代住宅ではもっちろん男女兼用ですが、
ここは公家屋敷、お客様や使いの者なども来られるせいか、
当然男女別だし、とーーっても広い!
台所

トイレの向かいに、土間のあるひろーーーーい台所がありました。
屋敷全体から見て、一番西側にあります。

むか〜しむかし、というお話に出てきて当たり前の、かまど!!!
("おくどさん"と呼ばれているらしい)
これもとっても大きい!!!
ここは今も冷泉家の子孫の方々が住んでおられますが、
今でもこのかまどを・・・・使ってるのかしら?(笑)

台所の正面上に、大きな大きなわらたばが飾ってありました。
これは『しゃぐま』と言って、夏に行われた祇園祭の長刀鉾に使われたもので、
いつの時代からかは不明らしいのですが、祇園祭の後にもらってきて、
ここに魔よけとして飾られているそうです。

ここは、土間と『内玄関』の間にある座敷?のようですが、
プライベートな間らしく、障子が閉じられていました。

ここは『表門』の正面に位置する『内玄関』。
ここは日常的なお客様や家族の出入り口だそうです。
奥には美しい金屏風が飾ってあります。

そして、当主や貴客の出入り口に使われる、『大玄関』。
『内玄関』と違ってたたきの部分が広く、
いかにも宮様をお迎え致す、といった風情でした。

『大玄関』から奥を覗くと、ずずいぃ〜〜〜っと奥の奥が!(笑)
旧家ならではの襖の多さと奥行きを感じますね〜。
更に奥を、デジカメのズームで覗いてみると・・・。

静かな日本庭園風の中庭?が見えました。
この奥は、やはりプライベートで、日常生活に使っていらっしゃる場所なので、
これ以上奥は、見えませんでした。

『大玄関』の東隣に、『使者の間』がありました。
その名の通り、身分の低い客や使いの者が通されたそうです。

東に向かって一列に連なるように、
『使者の間』、『中の間』、『上の間』と部屋が続いているのですが、
この3つの間に面した庭に、橘の木と紅梅の木が植えられていました。
私はちょっとだけ風水をしたりする方なのですが(笑)、
風水的に見ても、西側には黄色の実がなる橘、
東側には赤い実がなる紅梅、と、
その方角に合った木が植えられているのに感心しました。

そして、『上の間』には、身分の高い客が通されていたそうです。
やはり奥には、美しい襖がありました。

この3つの間のとぎれた場所、家全体から見て東南の角に、
美しい日本庭園に手入れされたお庭が広がっています。

庭を回って、真東から『上の間』を覗くと、
これまた綺麗な襖絵。

小さい庭ながら、小川が流れていて、
ここにいれば、素晴らしい和歌が作れそう(笑)。
七夕のお祭り「乞巧奠(きっこうてん)」という行事が行われる庭でもあるそうです。

3つの間の更に奥に(北側)、『広間』があって、
ここは大正時代に新設された、近代的な客間だそうです。
ここから北側が、まさにプライベートゾーン。

庭から上を見上げると、同志社大学の校舎が・・・(笑)。
冷泉家は、同志社大学の中に埋もれてる、って感じがしちゃいそうです(笑)。
せっかく抽選に当たったけど、
同志社大生なら、いつでも校舎からここが一望できるのね・・・(笑)。
なんか、ちょっぴり羨ましいような(笑)。

見学の時間も指定されていて、私は15時から16時の間に来て下さい、とのことで
入場する人数はきちんと制限されていたはずですが、
やはりたくさんの人が、長い歴史を感じるために訪れていたようですね。

家から見て東北に、大きな蔵が2つありました。
ここに、歴代作られてきた和歌やそれに関する重要文化財が収められているそうです。
これまた、風水的にみて、「東北に白い四角いもの」を置く、
まさに、ぴったりです。
京都の平安京は、中国の風水を参考に都作りされたことは有名ですが、
こんな公家屋敷にも、その伝統や考え方が、しっかり生きているのですね〜。

見学を終え、外に出ました。
『犬やらい』(竹製の玄関飾りって言うべき?(笑))が、新しいですね〜(笑)。
修復前を私も知っているのですが、以前の竹は真っ黒に古びていたので、
真新しい竹の色が、ちょっと不釣合いかな〜(笑)。
蔵の前に立っていらっしゃった博物館関係の研究員の方が、
「表門の外側におもしろい瓦があるから、帰り際に見ていらっしゃい」と教えてくれたので、
再び表門の前に行ってみました。

赤い丸の所に、『亀像瓦』があるのです。
冷泉邸が京都御所の北側にあることから、
"玄武神"を表すために、このような飾り瓦をおいているそうです。

この2つの『亀像瓦』、「阿吽(あうん)」の口の形をしているの!
こっちの西側の亀さんは、「吽(うん)」なので、口を閉じています(笑)。

そして、こっちの東側の亀さんは「阿(あ)」(笑)。
よく見ると、なんだか可愛い〜〜♪
まさに「阿吽(あうん)の呼吸」で、冷泉家を守り続けてきたのかもね〜。(笑)

京都には、このような門構えの旧家はたくさんありますが、
これをずっと守り続けて、保存していくのって、結構、いやかなりしんどいだろうなぁ〜と、
心からご尊敬申し上げたいと思いました。
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